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2025.12.13 07:09

〔米株式〕ダウ反落、245ドル安=ナスダックも安い(12日)

 【ニューヨーク時事】週末12日のニューヨーク株式相場は人工知能(AI)関連投資を巡る懸念が広がる中、ハイテク株などが売られて3日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比245.96ドル安の4万8458.05ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は398.69ポイント安の2万3195.17で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2597万株減の11億9400万株。

 米株式市場が人工知能(AI)バブルの状態にあるとの警戒感も強まる中、関連するハイテク株ではなく、他のセクターに資金を振り向ける動きが出ている。半導体大手ブロードコムが前日引け後に発表した2025年8〜10月期決算は増収増益となり、堅調な業績予想も示したものの、株価は約11%下げた。

 日系証券筋は、AI関連の投資や事業の収益性に懸念が生じていると指摘した。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げは景気を下支えするとの期待もあった。

 ダウ平均構成銘柄ではエヌビディアは3.3%安、キャタピラーは4.4%安と下落率上位だった。アマゾン・ドット・コムは1.8%安、マイクロソフトも1.0%安と軟調だった。

 一方で、マクドナルドは2.3%高と上昇率トップ。コカ・コーラや、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、トラベラーズといったディフェンシブ株は買われた。

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