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2025.12.04 00:53

〔米株式〕ダウ続伸、163ドル高=ナスダックも小高い(3日午前)

 【ニューヨーク時事】3日午前のニューヨーク株式相場は、米追加利下げ観測が一段と広がる中、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時45分現在、前日終値比163.36ドル高の4万7637.82ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は22.90ポイント高の2万3436.57。

 米民間雇用サービス会社ADPが朝方公表した11月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比3万2000人減と、市場予想(1万人増=ロイター通信調べ)に反してマイナスとなった。前月は4万7000人増(改定)。労働市場の軟化を改めて示唆する結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が9、10両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに踏み切るのはほぼ確実との見方が強まった。CMEグループのフェドウオッチは、金融市場が12月会合での0.25%利下げを織り込む確率は約87%から88.8%に上昇した。

 米サプライ管理協会(ISM)が発表した11月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)は52.6(前月52.4)と、市場予想の52.1を上回った。底堅い指標内容を受け、市場は買いで反応している。

 ダウ平均構成株では、ユナイテッドヘルス・グループが2%超高、メルク、マクドナルド、ナイキなどが1%高で推移している。一方、マイクロソフトは2.5%安。同社が人工知能(AI)関連製品の販売予想を引き下げたため、失望売りが出ている。その他の銘柄では、米老舗百貨店メーシーズは0.5%高。年末商戦に対する慎重な見方が嫌気され、一時6%近く下げていた。

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