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2026.03.09 23:20

〔米株式〕ダウ大幅続落、一時800ドル超安=ナスダックも安い(9日午前)

 【ニューヨーク時事】週明け9日午前のニューヨーク株式相場は、中東での紛争が長期化するとの懸念や、原油価格急騰に圧迫され、大幅続落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の前週末終値比下げ幅は一時800ドルを超えた。午前10時06分現在はダウ平均が830.13ドル安の4万6671.42ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は259.81ポイント安の2万2127.87で推移している。

 イスラエル軍は7日、イランの首都テヘランにある石油貯蔵施設などを空爆。米国とイスラエルが2月末に軍事作戦を始めて以降、石油施設が狙われたのは初めてとみられる。原油輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、トランプ米大統領がイランへの地上派遣部隊を選択肢として検討しているとの一部報道も供給不安を高め、原油買いが殺到。米国産標準油種WTIは8日の時間外取引で、一時1バレル=119ドル台と、ロシアがウクライナ侵攻を開始した後の2022年6月以来3年9カ月ぶりの高水準を付けた。紛争拡大で景気先行き不安が広がる中、投資家のリスク回避姿勢が強まり、ダウ、ナスダックとも売り先行で始まった。

 金融市場では、早期紛争解決への楽観が後退し、中東情勢の緊迫化で原油高が続けば、景気停滞と物価高が同時に進む「スタグフレーション」に陥るとの懸念が浮上している。

 個別銘柄では、シスコシステムズ、ボーイング、スリーエム(3M)、ホーム・デポがそろって3%超下落し、ダウ平均を下押し。一方、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、シェブロンは小じっかり。米医薬品新興のヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスは、40%高と急騰している。ヒムズは、デンマークの製薬大手ノボノルディスクの肥満治療薬「ウゴービ」経口薬の複製品販売を巡る訴訟に関し、同社と合意に達したと報じられた。

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