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2025.12.06 06:28

〔米株式〕ダウ反発、104ドル高=利下げ観測が支え(5日)

 【ニューヨーク時事】週末5日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の政策会合で追加利下げに踏み切るとの観測が根強く、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比104.05ドル高の4万7954.99ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は72.99ポイント高の2万3578.13で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1058万株増の11億6265万株。

 この日発表された米物価指標はおおむね市場予想通りで、米消費者調査では将来の期待インフレ率が鈍化していると示された。いずれもFRBの追加利下げを妨げない内容と受け止められ、投資家の買い安心感が広がった。ただ、主要指数が史上最高値に近づく中、高値警戒感から上値は重かった。

 市場では、FRBが10日の政策決定で0.25%の利下げを行う可能性が約87%織り込まれている。ただ、政府機関が一部閉鎖した影響で重要経済指標の発表が遅れており、FRB内で金利引き下げへの反対意見も出るとみられている。

 ダウ平均の構成銘柄では、セールスフォースが5.3%高、ゴールドマン・サックスが2.0%高、ビザが1.3%高。一方、アムジェンが3.0%安、シェブロンが1.5%安。

 ダウ銘柄ではないが、米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を発表した米動画配信大手ネットフリックスは2.9%安。ワーナーは6.3%高。

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