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2025.12.23 00:11

〔米株式〕ダウ続伸、106ドル高=ナスダックも高い(22日午前)

 【ニューヨーク時事】週明け22日午前のニューヨーク株式相場は、ハイテク株の上昇に支えられ、続伸している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前週末終値比106.12ドル高の4万8241.01ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が147.04ポイント高の2万3454.66。

 米半導体大手マイクロン・テクノロジーの好決算をきっかけに、高値警戒感や過剰な人工知能(AI)投資を巡る懸念が後退し、先週はハイテク株に対する買い戻しが活発化。この日はエヌビディアが中国の顧客に向け、来年2月中旬の春節(旧正月)連休より前に先端AI半導体「H200」の出荷を開始すると通知したと伝わり、週明け後もIT関連分野を中心に買いが先行している。

 今週は25日がクリスマスで休場。伝統的に年内最後の5営業日と年明け2営業日は「サンタクロースラリー」と呼ばれ、相場が上昇しやすいとされる。今シーズンの該当期間は12月24日〜1月4日。また、週内は7〜9月期の国内総生産(GDP)、12月の消費者景気信頼感、週間新規失業保険申請などの統計発表が予定されている。

 個別株を見ると、パラマウント・スカイダンスが5.2%高。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの敵対的買収を巡り、提案内容を修正したと発表した。ワーナーも2.9%高。半面、ワーナー買収で合意済みのネットフリックスは軟調。また、10〜12月期に約4億7000万ドルの一時費用を計上すると明らかにしたハネウェル・インターナショナルも売られている。

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