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2025.12.31 06:53

〔米株式〕ダウ3日続落、94ドル安=年末で閑散商い(30日)

 【ニューヨーク時事】30日のニューヨーク株式相場は、年末の休暇シーズンで閑散商いの中、3営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比94.87ドル安の4万8367.06ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は55.27ポイント安の2万3419.08で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比8008万株減の8億4137万株。

 休暇を取得している市場参加者も多く、積極的な売買は控えられた。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、今月開催された連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表。政策金利の引き下げを巡る会合参加者の意見相違が、改めて浮き彫りになったものの、日系証券筋は「相場への影響は限られた」と指摘した。

 来年の追加利下げを巡って、大半の参加者が「インフレが想定通り落ち着けばさらなる利下げが適切だ」との見通しを示した一方、一部の参加者からは現在の経済見通しの下では政策金利を一定期間据え置くことが適切との判断が示された。

 経済情報会社MNIインディケーターズが朝方発表した12月のシカゴ景況指数(PMI、季節調整済み)は43.5と、市場予想(ロイター通信調べ)の39.8を上回ったものの、相場の反応は限られた。

 ダウ構成銘柄では、IBMが1.2%安と下落率トップ。銀行株も軟調でゴールドマン・サックスは0.9%安、JPモルガン・チェースは0.1%安だった。エヌビディアは0.4%安とさえなかった。

 一方でユナイテッドヘルス・グループは1%高と上昇率トップ。シェブロンは0.9%高。ボーイングは0.6%高となった。

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